2019-01-14 ふらっと 詩 たまに 心がとても平静なときに ときどき 見渡す限りなにもない 灰色のコンクリートの台地を 歩いているような気分になる 体温とおなじ温度ほどの微風が 肌をなでていくが 熱くも冷たくもなく ほとんどなにも感じない コンクリートが溶けて 私の形を呑み込んでいく